昨日東証1部指定され、本日ストップ高のイフジ産業の事業内容、業績、株主優待等の紹介です。
目次
【事業内容】
液卵製販2位。ちなみに1位はキユーピーのようです。
鶏卵を液卵、結卵へ製造加工し、主にパンメーカーや菓子メーカー、惣菜メーカー等に販売しているBtoBのメーカー。我々消費者がイメージするスーパーで売っている卵ではなく、卵を加工し、各種メーカーに売っているいわば業務用卵のメーカーです。
※液卵というのは、鶏卵から殻を除いたものであり、形状が液体であることから液卵と呼ばれているそうです。
【業績】
決算期 売上高 営業益 経常益 最終益 EPS1株配当営業利益率 配当性向
2015.03 13,130 517 531 388 46.6 11 3.9% 23.6%
2016.0314,478 642 665 434 52.2 15 4.4% 28.7%
2017.03 14,088 677 677 443 53.2 16 4.8% 30.1%
食品メーカーなので、業績は比較的安定しています。
この会社は、鶏卵相場により業績が大きく左右されます。
原材料である鶏卵の価格をいかに販売価格の改定につなげるかで業績が左右されます。
たまごの相場は、JA全農たまご株式会社のHPでみることができます。平成29年1月のたまご相場は過去5年のちょうど平均ぐらいです。
たまごの相場は農林水産省規格に定められた“LLサイズ~SSサイズ”までの6つのサイズに分けて発表されているそうです。
【指標】
PER 13.0倍
PBR 1.22倍
時価総額 57.83 億円
株価 693円
理論株価 767円*
食料品セクターの単純平均PER26.6 PBR 1.6 加重平均PER24.2 PBR2.1からすると
たまごの相場に左右されやすいことを加味しても割安かと思います。本日のストップ高で割安感は薄れましたが…
*過去5年の平均の売上高成長率、営業利益率、減価償却、5年平均設備投資額を使用してDCFにより計算。
割引率は、低金利、収益の安定性を加味し、5%で計算。
【優待内容】
100株以上 「たまごギフト券」 300円分(100円券×3枚)
1,000株以上 「たまごギフト券」 1,200円分(100円券×12枚)
【利回り】
100株の場合
・配当利回り2.31%
・優待利回り0.86%
・総合利回り3.17%
1,000株の場合
・配当利回り2.31%
・優待利回り0.34%
・総合利回り2.65%
たまごギフト券は普通の人はあまり目にしないレア金券かと思います。1枚100円で、
有効期限は5年間あるので、有効期限が切れてしまうリスクは低いでしょう。
イオンや西友、マルエツ等のスーパーで使えます。新人のバイトの方がレジだと「これなんですか??」みたいな反応をされるので、使うのには注意が必要です。混雑時は避けるのとベテランっぽい人のレジを探してみるのがおすすめです。
【まとめ】
業績面では安定感はあり、定期預金感覚で1枚もっておくとよいと思います。ただし、たまご相場の影響を受けて業績が落ち込んで減配をしたこともあるので、注意は必要です。
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