本日は、学生向けマンションサブリースが主力の毎日コムネットの事業内容、業績、株主優待等の紹介です。
事業内容
学生向けマンションを地主に提案し、一括借り受けするサブリースが主な事業。
セグメントとしては、不動産ソリューション事業と学生生活ソリューション事業があり、売上の構成比は、それぞれ70%,30%程度で営業利益は、それぞれ80%、20%程度となっている。
不動産ソリューション事業の中には、不動産マネジメント部門、不動産デベロップメント部門、エネルギーマネジメント部門があり、学生生活ソリューション事業は課外活動ソリューション部門、人材ソリューション部門から構成されている。
不動産ソリューション事業の主力は、不動産マネジメント部門で学生向けマンション向けのサブリースが主な内容。
学生生活ソリューション事業は、大学との業務提携を行い、これまで学生課や厚生課が行っていた業務を受託し、大学とともに学生向け福利厚生を充実させる事業内容でたとえば学生のお部屋探しサポートや合宿・研修の企画手配、スポーツイベントの企画運営を行っている。
又、新たな柱として株式会社ワークス・ジャパンを連結子会社化し、積極化する大手企業のインターンシップ導入のサポート業務等にも手を広げている。当社の強みは、学生寮の運営で培った現役の大学生とのつながりがあることと考えられ、学生支援事業の比率を高めていけるかが今後継続的に成長していけるかの鍵を握っていると思います。
業績
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | EPS | 1株配当 | 営業利益率 | 配当性向 |
2014.05実績 | 10,081 | 1,017 | 990 | 590 | 65.6 | 21 | 10.1% | 32.0% |
2015.05実績 | 12,146 | 1,369 | 1,287 | 819 | 91.1 | 28 | 11.3% | 30.7% |
2016.05実績 | 13,576 | 1,510 | 1,419 | 884 | 98.3 | 30 | 11.1% | 30.5% |
2017.05予想 | 14,600 | 1,532 | 1,450 | 940 | 104.4 | 32 | 10.5% | 30.7% |
ここ5年ほどは、毎年増収・増益で業績を伸ばしています。また、配当性向は30%程度で無理のない範囲で着実に毎年増配しています。又、営業利益率も10%超と比較的高いです。
業種が不動産なので、浮き沈みがあるのでは?とおもうのですが、毎年学生が入学してくるために需要が安定していること、契約者が保護者であり別途連帯保証人を必要とするために家賃滞納のリスクが低いこと、また入居者が学生のため、不良入居者(身元不明)の心配がなく立ち退きのトラブルにもならないことから安定的に稼げています。
指標
PER 11.0倍
PBR 1.60倍
時価総額 103.50 億円
株価 1,150円
2017年2月25日時点
優待内容
ベネフィット・ステーション1年間の会員加入が与えられます。
企業の福利厚生サービスを代行するベネフィット・ワンが 運営する上記サービスを1年間、会員として利用できます。全国の温泉旅館、シティ&リゾートホテル、ゴルフ場からレンタカー、映画館、遊園地、引越し、人間ドックなどを割引価格で使えます。
ベネフィットステーションはよく会社の福利厚生として提供されていますが、ベネフィットステーションのAコース相当かと思います。
利用しやすいものとして例えば
●てもみんグループ利用チケット 1,080円⇒ 875円
●スパラクーア入館券平日+館内利用券(1000円分) (館内利用券はヒーリングバーディーにも使えます。) 3,634円 ⇒ 3,160円で購入できるなど
通常より割引価格で使える。といったものがあります。
また通常は月280円かかるのですが、食べタイムというサイト・アプリも無料で使えるようになります。ガストや焼き肉キング、天丼チェーン店のてんやで使えるクーポン等普段使いできるものがあるので、結構使えます。
利回り
配当利回り2.78%
ベネフィットステーションの利用料金ですが、企業規模によって異なり、例えば1000人以上の会社の場合月額380円 / 人なので、380*12=4,560円程度が相場かと思います。
こちらで換算すると
優待利回り 3.96%
総合利回り 6.74%となります。
まとめ
いろいろな事業を行っているが、学生周辺を事業の基盤に据えており、新規事業の太陽光発電以外は、すべて本業周辺の事業であり、シナジーがあるといえ、過去の業績をみても安定的に成長していることからみても業績面では割安感はあります。スパラクーアや映画館、食べタイムを利用するのであれば優待族としては1枚確保しとおきたい銘柄です。