本日は、証券コード 3673 ブロードリーフ(業種 情報通信)の事業内容、業績、株主優待の内容の解説です。
事業内容
自動車アフターマーケット事業者向けアプリで高いシェアを持つ。下記は、ブロードリーフの事業説明から引用してきたのですが、BtoBのネットワークと部品MAXという自動車補修部品専門のECサイトを昨年立ち上げ、部品流通ネットワークを運営しています。
又、下記のように保守システム売上やサーバー提供サービスは月額売上でストック性が高い売上となっています。ただ、業績をみると割合的にはストック収益の割合はそれほど高くはなかったということなのでしょう。
業績
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | EPS | 1株配当 | 営業利益率 | 配当性向 |
2012.12 | 15,641 | 2,114 | 2,035 | 815 | 36.3 | 0 | 13.5% | 0.0% |
2013.12 | 18,024 | 3,740 | 3,653 | 1,914 | 76.9 | 20 | 20.8% | 26.0% |
2014.12 | 18,894 | 4,165 | 4,098 | 2,193 | 84 | 20 | 22.0% | 23.8% |
2015.12 | 16,824 | 2,514 | 2,493 | 1,251 | 50.5 | 25 | 14.9% | 49.5% |
2016.12 | 18,000 | 3,000 | 2,970 | 1,620 | 35.5 | 30 | 16.7% | 84.5% |
と業績は低迷していますが、株主優待の拡充と配当増額を行い、株主還元を強化しています。
営業利益率の低下が目立っています。
指標
市場 | 東証1部 |
業種 | 情報通信 |
時価総額 | 421.45億 |
PER | 30.77倍 |
PBR | 2.04倍 |
株価 | 861円 |
指標面では高くなってきました。
優待内容
権利月:12月
優待到着:3月下旬
保有株式数 | ①QUOカード
②部品MAX株主優待券 |
100株
~499株 |
① 3,000円分
② 2,000円 |
500株
~999株 |
① 6,000円分
② 3,000円 |
1,000株以上 | ① 9,000円分
② 10,000円 |
5,000株以上 | ①30,000円分②20,000円分 |
部品MAXというサイトをみてみましたが、2016年5月に開設されたばかりのようでまだ品揃えが充実しておらずアクセス数も多くないようでした。株主につかってもらいアクセス数を増やす狙いもあるのもしれません。
オイルエレメント等車を持っている方は使い道がありそうです。
・部品MAXの使い道
部品MAXの優待券が届き、部品MAXの使い道はあるかな…とサイトをみてみるとなぜかステンレス製の爪切りやモバイルバッテリー、モバイルマウス等が売っています。自動車部品サイトのはずですが、うれしい誤算です。とりあえず、モバイルバッテリーを申し込みました。
早い者勝ちで、9月ごろにサイトをみてみると碌なものが残っていませんでしたので、早めの申し込みをおすすめします。
部品MAXの使い方をまとめています。
https://kabusalaryman.com/buhin-max-arrival
追記(H29.9/23)
優待内容の拡充がリリースされました。
・各単位ごとに1部品MAX株主優待券が追加されたの
・1,000株のクオカードが増額
・5,000株の優待新設
が主な変更内容です。
リリース内に前回の優待を書いて、拡充したということをアピールすればいいのにと思います。5,000株の優待の対象者はどれだけいるのでしょうか。個人的には優待の拡充を出したことによりしばらく優待は継続されるのではという安心感につながりました。優待コストはかなり重いはずですが、大丈夫なのでしょうか。
総合利回り
部品MAXを額面通りに評価すると以下の利回りになります。
保有株数 | 優待金額 | 優待利回り | 配当利回り | 総合利回り |
100 | 5,000 | 5.8% | 2.56% | 8.4% |
500 | 9,000 | 2.1% | 2.56% | 4.7% |
1,000 | 20,000 | 2.3% | 2.56% | 4.9% |
5,000 | 50,000 | 1.2% | 2.56% | 3.7% |
ただし、部品MAXは、今回はマウスやモバイルバッテリー等それなりに魅力的なものがありましたが、次回以降もあるとはかぎりません。
部品MAXの金額を額面の50%で評価すると以下の利回りになります。
保有株数 | 優待金額 | 優待利回り | 配当利回り | 総合利回り |
100 | 4,000 | 4.6% | 2.56% | 7.2% |
500 | 7,500 | 1.7% | 2.56% | 4.3% |
1,000 | 15,000 | 1.7% | 2.56% | 4.3% |
5,000 | 40,000 | 0.9% | 2.56% | 3.5% |
100株の場合が最も利回りが高くなりますが、ある程度保守的にみても総合利回りは7%を超えており、魅力的です。
まとめ
成長性に乏しく、指標面に割安感はないが、1単元保有した場合の総合利回り7%超は魅力的。